ズミクロン50mm F2です。シリアルナンバーリストで確認したところ、1963年に作られたものでした。1959年、アサヒカメラの連載「ニューフェース診断室」でテストしたところ、解像力があまりにも高すぎて、測定不能となった、という伝説があるレンズです。このときに測定されたのは、「1mmの中に何本線が入るか」という「中心解像度」の値で、結果は「280本以上」（絞り開放時）というものでした。これは現代の基準で見ても、十分すぎるほどに驚異的な値です。といっても、けっして数字や解像力だけのレンズではなく、もちろんオールドレンズならではのあたたかみある描写も十分にあります。ハイライトからシャドウまでディテールを豊穣に描き出し、絞りを開けばボケはまろやかに。この固定鏡筒のズミクロンこそが、すべてのライカMマウント中古レンズの代表です。中古ライカレンズならではの味わい深さをお楽しみください。銀座のカツミ堂写真機店で4年前に購入致しました。カツミ堂写真機店は1949年から銀座で営業している老舗のクラシックカメラ屋です。親切丁寧です。オーバーホールも一度出してあります。最近まで使用していて問題はなかったです。写真を載せてあるのでご確認ください。何かあればお気軽にコメントしてください。本体のM3も出品しているので合わせてご確認ください。カラー···シルバー使用フィルム···35mmフォーカス···MF最短撮影距離···50cm